@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00005730, author = {Momoi, Mami}, month = {Mar}, note = {乳歯は永久歯と比べう蝕になりやすく,進行が早いという特徴がある.先行研究から,乳歯う蝕には多数の要因がそれぞれ関連していることが明らかにされている1‐4).6歳未満に1本以上のう蝕(未処置歯,喪失歯,処置歯)がある場合には,早期小児う蝕:ECC(Early Childhood Caries)と定義される※1.乳歯う蝕が与える乳幼児の生活や永久歯への影響を考慮すると,乳歯に対するう蝕予防が重要である5).わが国では,これまで市町村等自治体の保健センターにおいて,乳歯う蝕予防プログラムに基づく歯科保健指導が行われてきた.地域保健法第18条には,市町村保健センターを「住民に対し,健康相談,保健指導および健康診査その他地域保健に関し必要な事業を行う施設」と定めている.そのうち母子保健については,1歳6か月児,3歳児をはじめとする健康診査と保健指導,妊産婦などに対する健康教育と健康相談,訪問指導が行われている6).わが国における3歳児の乳歯う蝕有病者率は,1987年の66.7%から2011年の25.0%※2まで,この30年で減少傾向を示している.よって,従来のう蝕予防プログラムはう蝕の減少に関し一定の成果を上げているといってよいであろう.歯科口腔保健法(歯科口腔保健の推進に関する法律,2012年6月制定)第12条第1項の規定に基づいて定められた基本的事項の目標では,平成34年度までに「3歳児でう蝕のない者の割合を90%にする」と定められている.都道府県,市町村レベルにおいても歯科保健条例が各地で制定され,今後もさらなるう蝕の減少が目指されている.しかしながら,これまで行ってきた乳歯う蝕予防プログラムの根拠は,1980から1990年代にかけて実施された乳歯う蝕リスク要因に関する研究の結果に基づいたものであり,当時は現在よりもう蝕有病率が高く推移していた時期であった.そこで,従来の乳歯う蝕予防プログラムのうち,う蝕減少期に転じた現在においてもなお有効である指導内容を調査するため,近年のデータに基づき乳歯う蝕のリスク要因について調査を行い,これからのう蝕予防プログラムにあり方について検討することとした., 学位の種類: 博士(口腔保健福祉学). 報告番号: 甲第4165号. 学位記番号: 新大院博(口)甲第9号. 学位授与年月日: 平成28年3月23日, 新大院博(口)甲第9号}, title = {乳歯う蝕に関するリスク要因およびう蝕予防プログラムの評価}, year = {2016} }