@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00005630, author = {大橋, 瑠子}, month = {Mar}, note = {LXRα(Liver X receptor α) はLDL(low density lipoprotein)など酸化ステロールの受容体として機能し、脂質代謝、胆汁酸代謝などに関与する核内受容体である。しかし特異性の高い抗体がこれまでなかったためmRNAレベルの研究が多く、その組織細胞内局在や機能については不明な点が多い。本研究では最近作製されたLXRαに対する特異的抗体を用いて、LXRαの細胞内局在とこれまで知られていなかったリボソーム生合成への関与について解析を行ったので報告する。LXRαは核小体内においてfibrillarin、UBFおよびRNA polymerase I (RNA pol I)の転写活性の高い領域、すなわちdense fibrillar componentと呼ばれる領域に局在することがわかった。HepG2細胞においてRNA pol Iの転写活性をActinomycin D投与によって抑制すると、LXRαは核小体内に局在できず核質へ移行したことからLXRαの核小体内局在はRNA pol Iの転写活性に依存していることがわかった。クロマチン免疫沈降法を用いた検討の結果、LXRαは18S rDNAと28S rDNAに結合することが判明した。さらに、HepG2細胞に対してLXRαを活性化する合成リガンドであるT0901317を投与するとリボゾーム前駆体47S/45S rRNAの転写が促進されたが、LXRαをsiRNAでノックダウンすると転写促進が起こらなかった。以上の結果より、LXRαはリボソーム生合成において重要な役割を担っていることが示唆された。, 学位の種類: 博士(医学). 報告番号: 乙第2187号. 学位記番号: 新大博(医)乙第1776号. 学位授与年月日: 平成27年3月23日, 新潟医学会雑誌. 2014, 128(9), 447-461., 新大博(医)乙第1776号}, title = {LXRαの核小体への局在とリボソームDNA転写制御}, year = {2015} }