@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00005581, author = {當摩, 紗衣}, month = {Mar}, note = {歯の 2大喪失要因である、う蝕や歯周疾患の予防手段として、プラークコントロールは非常に非常に重要な手段である。物理的プラークコントロールのひとつであるブラッシングは、日常生活においてもなじみ深く、これまで歯ブラシを用いた歯垢除去効果について様々な研究、報告がなされている。 しかし、実際に効果的なブラッ シング運動が行われているかについて客観的に評価した試みは少ない 。そこで、本研究では、ブラッシング運動を簡便に計測する新ステムを用いて、ブラッシングの三次元的運動と歯垢除去効果について、歯科衛生士と一般成人で比較検討し、ブラッシング運動の効果を客観的に評価することとした。対象者は全て右利きの女性で、歯科衛生士20 名(平均年齢 29.4年±7.9 歳)および一般成人20 名(平均年齢25.4歳±7.9歳)とした。計測24時間前から口腔清掃中止、4時間前から飲食禁止とし、下顎左側臼歯部舌側面を10秒間自由刷掃した。 歯垢染色液にて染色後、1歯につき各5箇所の歯垢残存量を、歯頸部から0.5mm単位で計測した。ブラッシング運動の評価は、歯ブラシ頸部にストレインゲージを貼付して歯ブラシに生じる荷重を、歯ブラシ把柄部の延長線上に接合した三次元加速度計により三軸加速度を同時計測できるように設定し、歯ブラシの移動量を算出た。その結果、 歯垢残存量は下顎左側第一小臼歯から第二大臼歯までの全歯において、舌側面中央付近で歯科衛生士の方が有意に少なかった。三次元運動の計測結果では、三軸移動量うちX軸方向(近遠心方向)、三次元移動量において有意差が認められた。ストローク時間、 平均荷重については、両者間で統計学的有意差は認められなかった。これらの結果から、歯垢除去効果には、荷重やストローク時間のみならず、歯ブラシの三次元的動き、運動幅なども関与する可能性が明らかとなった。また、ブラッシング運動の客観的な評価によって、口腔衛生状態の向上に寄与できる可能性が示唆された。, 学位の種類: 博士(口腔保健福祉学). 報告番号: 甲第4021号. 学位記番号: 新大院博(口)甲第6号. 学位授与年月日: 平成27年3月23日, 新大院博(口)甲第6号}, title = {ブラッシング運動と歯垢除去効果の関連 : 歯科衛生士と一般成人の比較}, year = {2015} }