@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00005447, author = {岡, 芳樹}, month = {Mar}, note = {本論文は,着ぐるみをベースにしたインタラクティブなコミュニケーションシステムを提案する.着ぐるみの多くは容姿を固定されており,自らの抱く感情や観客とのコミュニケーションを身振り・手振りの身体的動作で行わなければならない.そして,その身体的動作を習得するには多くの労力と時間や金銭の負担が掛かる.そこで,本研究は着ぐるみに表情を与えて,着ぐるみが動作以外でも感情や状態を伝達できるようにする.表情に着目した理由は,「目は口ほどに物を言う」と言うことわざがあるように,表情は物事の判断要素や情報が欠落した時の情報の補填に使用される役割があるとされているからである.着ぐるみに表情を与えるが,着ぐるみの表情生成の要素には,着ぐるみを着ている演者の表情を使用する.演者の表情は,観客側から完全に見えない部分であり,自由に扱える.さらに,日常生活で使用される物なので,訓練の必要がない.着ぐるみへ表情の表出に使用する機器を搭載し,それらの機器を動作,表情を生成するシステムを開発し組み込む.使用する機器は市販品を使い,構成を簡素にして,利便性やメンテナンス性を向上させる.組み込むシステムには,使用者が出力結果を視認しやすいように入力データに結果をオーバーライドできる特徴点抽出や閾値を使用しての演者の表情の分類から表示する着ぐるみの表情を決定する方法を使用している.さらに,入力デバイスを付加して,着ぐるみの表情だけでなくキャラクタ自体を切り替えられるシステムも追加する.最後に,製作した着ぐるみシステムを稼動し,表情の表出が可能か確認する.結果,表情の表出,キャラクタ自体の切り替えや観客とのコミュニケーションが行えたのを確認した.さらに,表情を持つようになった着ぐるみは好感が持たれるか印象の評価を受け,表情を持つ着ぐるみの方に好感が持てると評価された.本論文で示した着ぐるみシステムを使用する事で,インタラクティブなコミュニケーションが行えるようになる.第1章では,本研究の背景や目的,関連研究,論文の構成について述べる.第2章では,製作した着ぐるみシステムの構成について述べる.着ぐるみシステムの製作方法だけではなく,使用する電子機器への絶縁加工,システムを動作に影響を与える恐れのある照明問題の解決などを行い,それらの必要性や効果についても述べる.第3章では,着ぐるみの表情表示システムについて述べる.着ぐるみを着用している演者の表情を認識し,対応するキャラクタの表情画像を表示するシステムの流れについて述べる.さらに,閾値作成用のサンプルデータの取得方法,認識した演者の表情とシステムで表示するキャラクタの表情画像との対応付け方法,使用しているソフトウェアについて述べる.第4章では,着ぐるみシステムの稼動実験を行い,結果及び評価を示し考察を行う.考察から中間表情画像の作成を行い,表示するキャラクタの表情画像の変化のスムージング化について述べる.第5章で本論文をまとめる., 学位の種類: 博士(工学). 報告番号: 甲第3925号. 学位記番号: 新大院博(工)甲第406号. 学位授与年月日: 平成26年3月24日, 新大院博(工)甲第406号}, title = {着ぐるみをベースとしたインタラクティブコミュニケーションシステム}, year = {2014} }