@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00005395, author = {池上, 喜久夫}, month = {Mar}, note = {連続圧排性に下方進展する食道表在型扁平上皮癌を粘膜固有層浸潤とするべきか否かについて検討した。新潟大学医歯学総合病院で内視鏡的粘膜下層切除術(endoscopic submucosal dissection:ESD)が施行された表在型扁平上皮癌69症例82病変を対象とした。表在型扁平上皮癌の粘膜固有層内病巣を発育進展様式により、A1, A2、B、Cの4つの型に分類した。A1型:腫瘍基底部が非腫瘍基底部と同レベルで水平であるもの、A2型:腫瘍基底部が非腫瘍基底部と同レベルであるが、乳頭が多数存在するために腫瘍が分割され,脚釘が多数あるように見えるもの、B型:腫瘍基底部が非腫瘍基底部より下方へ連続圧排性に進展しているが粘膜筋板(MM)には達していないもの、C型:腫瘍基底部が非腫瘍基底部より下方へ連続圧排性に進展しMMに達しているもの。A1型、A2型は本邦の食道癌取扱い規約における上皮内癌、C型は浸潤癌である。それぞれの型の病巣について、腫瘍基底細胞の増殖活性とbasal cell mimics(BCM)(基底細胞層模倣像)の出現状況を検討した。腫瘍基底細胞の増殖活性、BCMの出現状況のいずれも、A1型とA2型,B型とC型との間には有意差がなく(p<0.05)、A1型/A2型とB型/C型との間には有意差が認められた(p<0.05)。粘膜固有層内で腫瘍基底部が非腫瘍基底部より下方へ連続圧排性に進展しているB型は、腫瘍基底細胞の増殖活性やその形態像の特徴が浸潤癌(C型)と同質であることから、粘膜固有層浸潤癌とすべきと考えられた。, 学位の種類: 博士(医学). 報告番号: 甲第3833号. 学位記番号: 新大院博(医)甲第573号. 学位授与年月日: 平成26年3月24日, 新大院博(医)甲第573号}, title = {食道扁平上皮癌の粘膜固有層浸潤について : 粘膜内連続圧排性下方進展は浸潤か否か}, year = {2014} }