@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00005271, author = {Viktorovna, Slyusareva Elena}, month = {Mar}, note = {本論文では、日本語とロシア語における成長過程に伴う生徒・学生の対教師敬語表現・ポライトネスの使用の実態を考察して、比較を行った。調査にあたっては、日本で新潟市とその周辺にある小学校、中学校、高等学校、大学の生徒・学生とロシアでコムソモリスク・ナ・アムーレ市^iにある小学校、中学校、高等学校、大学の生徒・学生を調査の対象にして、会話の録音、作文などのデータを収集し、教師に対する言葉遣いの分析をした。本論文は、序論のほかに第2章から第6章までの章で成り立っている。第2章「先行研究の検討」では、従来の研究成果を検討し、その問題点を指摘する。その後、本論文における「敬語表現」や「ポライトネス」に関して述べる。第3章「調査方法と分析方法」では調査方法と調査対象、文字化の方法とデータの収集方法に関して説明する。第4章「生徒・学生の対教師話し言葉の分析」では日本語やロシア語において、それぞれ話し言葉における生徒・学生の教師に対する言葉遣いの分析を行う。成長過程に伴う生徒・学生の対教師敬語表現やポライトネスの使用の実際の姿を考察し、比較する。続いて、第5章「生徒・学生の対教師書き言葉の分析」では日本語とロシア語において、それぞれ書き言葉における生徒・学生の教師に対する言葉遣いの分析を行う。成長過程に伴う生徒・学生の対教師敬語表現やポライトネスの使用の実際の姿を考察し、比較する。第6章「結論と今後の課題」においては本論文のまとめと今後の課題について述べる。その結果、次のような結論が導かれた。上記のような様々な視点からの比較分析の結果、従来の研究では明らかにされなかった事実を明らかにすることができた。, 本論文では、日本語とロシア語における成長過程に伴う生徒・学生の対教師敬語表現・ポライトネスの使用の実態を考察して、比較を行った。調査にあたっては、日本で新潟市とその周辺にある小学校、中学校、高等学校、大学の生徒・学生とロシアでコムソモリスク・ナ・アムーレ市^iにある小学校、中学校、高等学校、大学の生徒・学生を調査の対象にして、会話の録音、作文などのデータを収集し、教師に対する言葉遣いの分析をした。本論文は、序論のほかに第2章から第6章までの章で成り立っている。第2章「先行研究の検討」では、従来の研究成果を検討し、その問題点を指摘する。その後、本論文における「敬語表現」や「ポライトネス」に関して述べる。第3章「調査方法と分析方法」では調査方法と調査対象、文字化の方法とデータの収集方法に関して説明する。第4章「生徒・学生の対教師話し言葉の分析」では日本語やロシア語において、それぞれ話し言葉における生徒・学生の教師に対する言葉遣いの分析を行う。成長過程に伴う生徒・学生の対教師敬語表現やポライトネスの使用の実際の姿を考察し、比較する。続いて、第5章「生徒・学生の対教師書き言葉の分析」では日本語とロシア語において、それぞれ書き言葉における生徒・学生の教師に対する言葉遣いの分析を行う。成長過程に伴う生徒・学生の対教師敬語表現やポライトネスの使用の実際の姿を考察し、比較する。第6章「結論と今後の課題」においては本論文のまとめと今後の課題について述べる。その結果、次のような結論が導かれた。上記のような様々な視点からの比較分析の結果、従来の研究では明らかにされなかった事実を明らかにすることができた。, 今回の調査により、日本語においては、生徒・学生と筆者との会話のデータから、会話の場にいない話題の人物である教師に対する「話題敬語」の使用より、目の前にいる聞き手に対する丁寧語の使用が優先されることが明らかになった、このことから敬語使用の基準は、上下関係より親疎関係の方に移っていることが明らかになった。ロシア語においては、「親しさ」という基準より、「上下」関係の方が生徒・学生のポライトネスの使用の基準になっていることが分かった。日本語とロシア語の双方において、教師に対する心理的な親密さの表現に関して、女子の方が、男子より親しさを重視した言葉遣いをしている。一方、男子は固定した上下関係に対してより忠実であり、親しさを表す表現を教師との会話にあまり使用しなかったという事実が明らかになった。コミュニケーションの媒体に関して、教師と直接会って話す場合と、間接的な手段である作文の場合とでは、丁寧な表現の現れ方には顕著な差が見られた。生徒・学生は、コミュニケーションの手段の直接性・間接性に伴う改まり度の違いを充分認識していることが分かった。中学2年生はその違いに関する落差がとても大きかった。しかし、今回の調査では、収集したデータの全部を詳しく分析して考察することができなかった。今回は、生徒・学生の発達段階に沿った縦断的考察を行ったが、各発達段階についてのさらに詳しい横断的な研究は今後の課題としたい。さらに今後は、収集したデータの中の日本語とロシア語における生徒・学生に対する教師の言葉遣い・ポライトネス・ストラテジーについて分析し、類似点や相違点を明確にする調査研究を進めていきたい。, 新潟大学大学院現代社会文化研究科, 平成23年3月23日, 新大院博(文)甲第43号, 新大院博(文)甲第43号}, title = {教師に対する生徒・学生の言葉遣いの対照研究 : 日本とロシアの小学校・中学校・高等学校・大学での調査の結果から}, year = {2011} }