@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00005262, author = {井上, 真}, month = {Mar}, note = {本論文では、自己支持膜の調製が可能な各種ポリ(1,3-フェニレンエチニレン)の高重合体の合成を検討した。また溶液中でのらせんフォルダマーの形成能を明らかにし、条件を選ぶことでらせんフォルダマーポリ(1,3-フェニレンエチニレン)およびアンフォルダマーポリ(1,3-フェニレンエチニレン)の自己支持膜を調整することに成功した。膜としての性質や膜の透過性能を検討する。本論文は六章からなる。以下に各章の概要を記述する。第一章ではポリ(1,3-フェニレンエチニレン)の研究背景としてフォルダマーの形成やその応用例を示した。第二章ではキラルなメンチル基を有するジエチニル体およびジヨード体のモノマーを合成し、薗頭カップリングにより重合を行い、高分子量体のポリ(1,3-フェニレンエチニレン)を合成した。光学活性なD-メントキシカルボニル基を有するポリ(1,3-フェニレンエチニレン)(PMtMt)のクロロホルム/ベンゼン混合溶媒でのCD測定では溶媒を変化させることで、コットン効果が確認された。また、トルエン溶液から製膜した膜ではコットン効果が確認された。トルエン溶液から製膜した膜をアルカリ条件で処理し、膜状態でキラル置換基の除去を検討した。IR測定および重量変化より、反応が定量的に進行したことが確認できた。CD測定によりキラルな置換基を除去したあとも膜のコットン効果が残っていることが確認され、主鎖のみに片巻きらせん構造を有するポリ(フェニレンエチニレン)膜を合成に初めて成功した。, 新潟大学大学院自然科学研究科, 平成23年3月23日, 新大院博(工)甲第355号, 新大院博(工)甲第355号}, title = {らせんポリ(1,3-フェニレンエチニレン)膜の合成と性質および光学異性体選択透過および気体透過への応用}, year = {2011} }