@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00004882, author = {Fujiwara, Kohei}, month = {Mar}, note = {アメリカ合衆国ニューヨーク州のブルックヘブン国立研究所(BNL)で行なわれているPHENIX実験では、2000年の開始以来、陽子のスピン構造とクオーク・グルオン・プラズマ(Quark Gluon Plazma: QGP)の性質の解明を目的に実験が行なわれて来た。現在のPHENIX検出器に加え、重いcクォークやbクォーク由来の中間子の識別能力を高め、核子中グルーオンの偏極度の測定に関する精度の向上及び、測定可能なQ^2とχの領域を広げる目的で、シリコン崩壊点検出器を2009年度までに建設し運転を開始する予定である。また、この刷新された検出器により、QGP中を重いクォークと軽いクークが通過する際のエネルギー損失の測定を行ないQGPの性質を明らかにする予定である。シリコン崩壊点検出器は、内側2層のピクセル型検出器と外側2層のストリップ型検出器から構成される。特にピクセル型検出器は、衝突点最近傍へ設置されるので、粒子の飛跡を再構成する際の解像度を悪化させない為に、その物質量による多重散乱を抑制せねばならない。しかし、その一方でデータの高速読み出し能力を有さなくてはならない。これらを達成する為に、センサーからのデータ読み出しを多重化させ、低物質量を維持しながらも、高信号密度の信号伝送を可能とするバス基板の開発を行なった。そして、このバス基板を用いてシリコンピクセル検出器のプロトタイプを製作し、性能試験を行なった。本論文では、シリコンピクセル検出器用の高信号密度バス基板の開発と、PHENIX実験で使用する為のシリコンピクセル検出器の試作、及びその試験結果を報告し、このバス基板がPHENIX実験で使用可能である事を述べる。, 新大院博(理)甲第279号}, title = {高エネルギー重イオン衝突及び偏極陽子衝突実験の為のシリコンピクセル型飛跡検出器の研究開発}, year = {2007} }