@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00004452, author = {今井, 博英}, month = {Mar}, note = {本論文では,リスボンシブシステム中にプロセッサ故障が発生した場合の,過渡状態におけるシステムの動的な性能の解析方法を示す.ここでは,複数の処理要素のグループを持ち,各処理要素のグループは複数のプロセッサと一つの待ち行列からなるリスボンシプシステムを解析の対象とする.また,システムで処理されるタスクは,任意の発生間隔と処理時間及び制限時間を持つものとし,それらが従う確率分布に基づいて複数のタスククラスに分類されている.まず,このようなシステム中で処理されるタスク数の変化を連続時間型マルコフ連鎖でモデル化した系内数モデルを定義し,続いて処理される代表的なタスクの処理の過程を,同じく連続時間型マルコフ連鎖でモデル化したタグ付きタスクモデルを定義する.次に,これらの2つのモデルを用いた過渡状態における性能の解析方法を示す.最初に系内数モデルを用いてタグ付きタスクモデルの初期分布を求める.次にこの分布を用いてタグ付きタスクモデルの定常分布を求めることによって,故障前後の過渡状態におけるタスクの棄却率を求めて性能を解析する.またタグ付きタスクモデルの定常分布を短時間で求めるために,極限状態への到達確率を表す吸収確率を用いた解析方法,並びに状態を集約しながら吸収確率を短時間で求める方法を示す.最後に,一つの処理要素のグループを持ちタスククラスに優先度が定義されているシステム,及び複数の処理要素のグループを持つ分散リスボンシプシステムの解析例を示し,本方法が過渡状態の解析に有効であることを示す.本論文で示す解析方法を用いることによって,リスボンシブシステムの設計段階において,システムの動的な性能を容易に評価することができ,信頼度の高いシステムを実現することが可能となる., 学位の種類: 博士(工学). 報告番号: 甲第1420号. 学位記番号: 新大院博(工)甲第62号. 学位授与年月日: 平成10年3月24日, 新大院博(工)甲第62号}, title = {リスポンシブシステムにおける動的な性能の解析方法について}, year = {1998} }