@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00004083, author = {大山, 卓爾 and 五十嵐, 太郎 and 馬場, 昂}, issue = {2}, journal = {日本土壌肥料學雜誌, 日本土壌肥料學雜誌}, month = {Apr}, note = {球根りん片内に多量の炭水化物を蓄積する秋植え球根植物4種(チューリップ,ヒヤシンス,スイセン,ユリ)の貯蔵炭水化物の形態別含有量の分析条件を検討し,植込み時における各成分含量を測定した。1)各球根りん片は80%エタノールで抽出して抽出液と残渣に大別し,残渣中にデンプンおよび高分子フラクタン,ならびに抽出液中の結合型も含めたGlc,Frc含量を測定した。また,遊離のFrc,Glc,Sucについてはガスクロマトグラフィーで,三〜五糖のフラクトオリゴ糖については高速液体クロマトグラフィーで分析した。2)秋の定植直前の球根りん片中では,どの植物でも乾物重の約半分から75%が貯蔵炭水化物であった。3)チューリップ,スイセン,ユリでは不溶性炭水化物の大部分がデンプンで,不溶性の高分子フラクタンの占める割合はきわめて小さかった。一方,ヒヤシンスでは不溶性と可溶性のフラクトオリゴ糖がほぼ同程度含まれ,その合計は乾物重の50%を越えたが,同時にデンプンも約17%程度含まれていた。4)遊離の糖成分についてみると,どの植物の球根りん片中でもSuc含量が最も高かった。チューリップには三〜五糖の低重合度のフラクトオリゴ糖が相対的に多く含まれており,イヌリンを貯蔵炭水化物の主成分とするヒヤシンスでは三〜五糖のフラクトオリゴ糖はチューリップやスイセンよりもむしろ少なかった。スイセンでは六糖以上のアルコール可溶性フラクタンもかなり含まれ,未同定物質も含めて可溶性成分はヒヤシンスと類似していた。一方,ユリではSucが主成分でGF_2以上のフラクトオリゴ糖はほとんど存在しなかった。}, pages = {119--125}, title = {秋植え球根植物りん片中の貯蔵炭水化物の分析}, volume = {57}, year = {1986} }