@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00034056, author = {石原, 千晶 and 大山, ちあき and 村上, 千秋 and 石田, 和子}, issue = {5}, journal = {新潟医学会雑誌}, month = {May}, note = {本研究は,医療療養型病院に入院している終末期がん患者の看護実践において,看護師が体験する困難を明らかにすることを目的として実施した.対象は,医療療養型病院に勤務する看護師7名で,終末期がん患者の看護実践で体験した困難について,インタビューガイドに沿ってフォーカス・グループインタビューを行った面接内容の逐語録をデータとし,内容分析の手法を用いて分析した.医療療蓑型病院で終末期がん患者と関わる看護師が体験する困難は,【今までの方法が通じない】【がん患者とのコミュニケーションが困難】【患者・家族の対応に思い悩み心が揺らぐ】【終末期がん患者を看護する力がない】の4カテゴリが導き出された.看護師は【今までの方法が通じない】と,時間通りの決められた看護ではない,患者・家族のニーズを捉えた,きめ細やかな看護ケアを行う困難があった.さらに,患者・家族との関わりにおいて,【がん患者とのコミュニケーションが困難】【患者・家族の対応に思い悩み心が揺らぐ】と苦悩する看護師の姿があった.困惑した状態で一歩踏み込んだ介入ができず,【終末期がん患者を看護する力がない】と看護師としての力量のなさを痛感する体験となっていた.医療機関の役割分担の推進により,医療療養型病院に入院するがん患者は増加し,看護師に求められるケアは変化していくと考えられる.看護の質を向上するためにもがん看護や終末期看護における具体的方策の教育の機会が必要である.看護師のモチベーションを維持し,さらには学習ニーズを触発することが課題と考える.}, pages = {205--214}, title = {医療療養型病院で終末期がん患者と関わる看護師が体験する困難}, volume = {133}, year = {2019} }