@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00033822, author = {立石, 善隆}, issue = {3}, journal = {新潟医学会雑誌, NIIGATA MEDICAL JOURNAL}, month = {Mar}, note = {代表的な非結核性抗酸菌であるMycobacterium avium-intracellulare complex (MAC 菌)は,環境常在菌・人獣共通病原体である点で結核菌と大きく異なる.近年,肺MAC症は中高年女性を中心に現在急増している(罹患率15以上/10万人年)にもかかわらず,菌の増殖・生存機構といった基本的な細菌学的性状が未解明であるため,感染対策ならびに新規治療法の開拓が阻まれている.当教室では, MAC菌が低酸素・富栄養条件でバイオフィルムを形成することを解明した.さらに,トランスポゾン変異導入システムと次世代シーケンサーを利用した解析により,バイオフィルム形成必須因子として,糖質・脂質代謝経路の再構築,ストレス応答性の転写開始因子,ならびにプロテアソーム系を構成する遺伝子が挙がってきた.MAC菌の細菌学研究により,新規薬剤標的発見などの臨床に還元できる成果を目指したい.}, pages = {103--108}, title = {1 細菌学からみた非結核性抗酸菌症の研究 (シンポジウム 感染症研究の新たな展開, 第734回新潟医学会)}, volume = {133}, year = {2019} }