@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00033513, author = {ローマン, ヨハネス and 阿部, ふく子[訳] and 渡邉, 京一郎[訳]}, journal = {知のトポス : 世界の視点 : topos, 知のトポス : 世界の視点 : topos}, month = {Mar}, note = {筆者の目的は、「始原の(originaire)」ギリシア時代と近代のあいだで人間の意識に生じている諸変化を探りあてることである。筆者の見解によれば、こうした意識の変化がもっとも顕著に見られるのは、人と言語との関係においてである。「始原の」ギリシア時代には、思想と言語と存在がまだ統一されていたが、――ルター、デカルト、ロックの著作からわかるように――近代になるとこれら三つは互いに乖離するようになる。乖離のプロセスは、ラテン語、ひいてはヘレニズム期のギリシア語をおそらくは前ぶれとして起こる。すなわち、人間が言語から解放された主体として現れてくるのである。人間はそれ以降、操作可能な(ゆえに自らを固有の意味での「言語」とする)言語において、人間が心のなかで作りだした考えを、それ自身客観化された現実に関して表現する。こうした言語をめぐる人間の意識のさまざまな形が、とりわけ歴史や哲学の思想(トゥキディデス、ポリビウス、アリストテレス、キケロ、カント……)を取り上げながら、言語学的資料にもとづいて分析される。, Lexis: Studien zur Sprachphilosophie, Sprachgeschichte und Begriffsforschung, Bd. III, 1, unter Mitwirkung von Walter Bröcker, Franz Dornseiff, Ernest Lewy, herausgegeben von Johannes Lohmann, Verlag von Moritz Schauenburg, Lahr i. B. 1952, S. 5-16}, pages = {49--81}, title = {西洋人と言語の関係(言述における意識と無意識的形式)〔一〕}, volume = {14}, year = {2019} }