@techreport{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00033161, author = {中野, 俊郎 and 稲葉, 一成 and 豊島, 剛志 and 卯田, 強}, month = {Aug}, note = {地下水面が低下し,暗渠溝を籾殻で埋め戻した所に空気が侵入して,籾殻が腐植して空洞化した箇所に農作業機械が填まり込む事故が多発しました。2001年から地下水面の低下の調査を継続している最中に,中越地震が発生しました。段丘の端に位置する長岡市新開町水田では,地下水面下に地下水が流動する層があり,この流動層が消滅すると負圧が発生することを付き止めました。そこで,地下に負圧が発生したときに,大気を吸い込ませて空気膜層を作り,地下水と地表水を分離させれば,地下水が低下しても地表水は保全されることを確認する調査を行っていました。地中1mに負圧センサーで観測していたところ,中越地震が発生する80日前から地下水面が1.5mから低下し始め,40日前に最深3mまで低下しました。その後,40日間で負圧がキャンセルされて,田面下1mまで回復した時に中越地震が発生しました。その後の地下水面は低下傾向を示しますが,余震が発生するごとに1.5mまで回復する挙動を繰り返しました。ここでは,吸水渠埋設近傍の客土層と砂礫層の境目に空気膜層を造り地下水と地表水を分離させれば地下水が低下しても地表水は保全することができることと,新潟大学フィールド科学教育研究センター新通ステーション(FC新通)を貫通する集水渠吐出口が排水路水面下に出る構造では,集水渠管内の水の質量と加速度に依拠する吸引力によって排水量増大と地下水面を低下させる事実から,液状化仕組みとこれを抑止させる方法について記述します。地震を研究対象にしていませんが,偶然,地震振動に伴った地下水面の変動を捉えることができました。80日前から現れる地下水面昇降から、地震を予知する可能性を記述します。}, title = {液状化対策と地下水面変動からみた中越地震}, year = {2005} }