@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00003312, author = {木竜, 徹 and 飯島, 泰蔵 and 斉藤, 義明}, issue = {2}, journal = {電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界, 電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界}, month = {Feb}, note = {非定常信号をblock(分析区間)ごとに解析する場合,従来の処理法では区間長を長くするほど推定誤差の分散は抑えられるがバイアスは大きいままである.この問題は,区間内での時変性パラメータの特徴(時変特性)をいかにモデル(非定常モデル)化するかにかかわっている.本論文では,非定常モデルとして,過去の推定結果を現時点の分析区間内での時変特性として組み込む非線形非定常モデルを提案する.非線形非定常モデルでは,現時点での時変性パラメータを過去からの延長線上で考える.また,これによる推定法では観測信号を時変特性で補償する.その結果,局所準定常処理での区間内線形な時変特性モデルに代わって,時変特性の非線形性をモデル化できる.また,時変特性を関数近似した従来の非定常モデルによる推定法に比べて,推定すべきパラメータの数も次数分で抑えられる.具体的には,過去の推定結果を現時点の観測信号に合わせるための参照値βi(分析区間内時不変)が必要である.βiとして真値を与え,時変特性を完全にモデル化したときのシミュレーション実験によれば,区間長を長くしても従来の非定常モデルよりバイアスをかなり低減できた.今後,実用的な推定法とするにはβiの本質的な役割などを検討する必要がある.}, pages = {179--186}, title = {過去の時変特性を考慮した非定常信号のblock処理}, volume = {J71-A}, year = {1988} }