@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00028335, author = {鈴木, 亮 and 新村, 末雄}, issue = {1}, journal = {新潟大学農学部研究報告, 新潟大学農学部研究報告}, month = {Sep}, note = {胞状卵胞から採取して培養したブタ卵丘・卵母細胞複合体(COC)について、卵丘細胞と卵母細胞のグルコース-6- リン酸脱水素酵素(G6PDH)活性および卵母細胞の核成熟の変化を観察し、G6PDH 活性と卵母細胞の核成熟との間にどのような関係があるのかを検討した。COC の卵母細胞において、強度のG6PDH 活性を示すものの割合は、培養後0、8および22時間では75.0ないし89.3%と高かったが、それ以降低下し、培養後32および44時間ではそれぞれ36.2および18.3%となった。また、G6PDH 活性の低下に伴って卵母細胞の核成熟は進行し、培養後32および44時間では、核は第一成熟分裂中期から第二成熟分裂中期にあった。G6PDH 活性の阻害剤であるDHEA を含む培養液で22時間培養したCOC において、卵母細胞の成熟分裂の再開はほとんどで抑制されているとともに、卵丘細胞と卵母細胞の両者でG6PDH 活性も明らかに抑制されていた。また、DHEA とともにコレステロールあるいはプロゲステロンを含む培養液で22時間培養したCOC の卵母細胞において、成熟分裂を再開したものの割合は、それぞれ70.0および60.0%であり、DHEA のみで処置した対照のものの18.3および20.4%に比べて有意に高かった。以上の結果から、COC におけるG6PDH 活性と卵母細胞の核成熟との間には密接な関係があり、卵母細胞の核成熟には、卵丘細胞のG6PDH 活性によって産生されるNADPH が産生を促すコレステロールとプロゲステロンが成熟誘起物質として役割を果たしていることが示唆された。}, pages = {1--6}, title = {ブタの卵丘・卵母細胞複合体におけるグルコース-6-リン酸脱水素酵素活性と卵母細胞の核成熟との関係}, volume = {64}, year = {2011} }