@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00027773, author = {川上, 源太郎 and 卜部, 厚志 and 平川, 一臣 and 仁科, 健二 and 髙清水, 康博}, journal = {新潟大学災害・復興科学研究所年報, 新潟大学災害・復興科学研究所年報}, month = {Dec}, note = {日本海北部に位置する離島のうち,複数層準の津波堆積物が検出されている北海道奥尻島,山形県飛島,新潟県佐渡島を対象に,それぞれの地域における津波堆積物の層相や堆積場(地形・標高),堆積年代を比較した.また追加的に青森県西津軽~秋田県男鹿にかけて津波堆積物調査を実施し,日本海北部域におけるイベントの規模や波源域の推定を行った.海岸に面する緩斜面や低位段丘,ごく小規模な陸繋島様の地形的鞍部に,礫質の津波堆積物が確認された.それらは有機質な土壌層に挟在し,円磨度やファブリックによって斜面上方に起源をもつ礫質斜面堆積物と区別し得る.イベントの広域対比では,北海道奥尻島で13世紀頃,山形県飛島で9世紀のイベンおよび10世紀以降~13世紀頃までに2つのイベントが,新潟県佐渡島では9世紀および10~12世紀の2つのイベントが推定される.今回,青森県深浦,秋田県男鹿で9世紀頃のイベント堆積物を確認したことから,9世紀および10~13世紀に日本海北部で大きな津波イベントが発生している可能性が指摘される.}, pages = {149--152}, title = {日本海北部域の離島で見出された津波堆積物の対比 : 奥尻島・飛島・佐渡島}, volume = {3}, year = {2014} }