@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00026780, author = {福原, 晴夫 and 安田, 香 and 村田, 隆子 and 野田, 晴美 and 五十嵐, 晴美}, issue = {1}, journal = {新潟大学教育人間科学部紀要 自然科学編, 新潟大学教育人間科学部紀要 自然科学編}, month = {Oct}, note = {外来種オランダミミナグサは在来種ミミナグサに比べて小型の種子を多くつけ,より雑草的な性質を有する。また,繁殖にいたる成長に可塑性があり,極めて小型の個体でも繁殖が可能であった。発芽実験の結果から,オランダミミナグサの休眠期間は約4ヶ月,ミミナグサの休眠期間は約2ヶ月であり,両種とも二次休眠を有しない明発芽種子であった。両種の発芽最適温度は15℃であったが,オランダミミナグサはより広い温度域で発芽し,ミミナグサには顕著なオランダミミナグサより低い高温による発芽抑制がみられた。裸地に播種した種子からの出芽及び野外における実生の二季的出現は,室内における発芽実験結果から説明可能であった。在来種ミミナグサと比較して外来種オランダミミナグサは,(1)より小型の種子を多くつけ,(2)繁殖個体の成長に大きな可塑性を有する,(3)発芽可能温度がより広い,(4)より長い休眠期間により,夏の間を種子で過ごし,秋に一斉発芽するなどの生物学的特性を有する。都市化等による土壌攪乱の進んだ土地へのオランダミミナグサの進出を空きニッチにより論じた。}, pages = {23--37}, title = {外来種オランダミミナグサ(Cerastium glomeratum)と在来種ミミナグサ(C. holosteoides var. hallaisanense)の比較生態(2) 種子生態と発芽特性}, volume = {10}, year = {2007} }