@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00026262, author = {佐藤, 尚美}, issue = {1}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Jul}, note = {Eubacterium saburreumは,人の歯垢に存在するグラム陽性の嫌気性レンサ桿菌である。既に吾々は歯垢における本菌の出現頻度が,Bacterionema matrucholiiのそれに匹敵するものであることを蛍光抗体法を利用して証明した。E.saburreumの示す興味ある生物学的性状の一つは,この菌がglucoseを利用して細胞内に大量のglycogen-amylopectin型の多糖質を合成するということと,もう一つはその細胞壁にheptose(7炭糖)だけで構成される多糖質抗原を産生するという性質である。heptoseは自然界では非常に珍らしい糖であって,これまでに細菌性抗原の中ではグラム陰性菌のリポ多糖(内毒素)の中にL-glycero-(あるいはD-glycero-)D-manno-heptoseがその一つの構成因子として微量に存在していることが知られていただけであった。これに対して本菌の産生する多糖質抗原は,heptoseだけで構成されるhomo-あるいはhetero-glycanであって,この点独特な細菌性の多糖質抗原であると言える。このグループの多糖質抗原の中,現在まで3種類の血清型についてその抗原構造が決定され報告されて来ているが,本研究ではこれに新しいタイプの多糖質抗原の存在を追加するものである。}, pages = {10--22}, title = {Eubacterium saburreum T-110株の抗原多糖の構造について}, volume = {10}, year = {1980} }