@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00026196, author = {安達, 義雄}, issue = {2}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Dec}, note = {動物組織のコラゲナーゼは大部分組織インヒビター,血清由来のインヒビター及びコラーゲン等との複合体あるいはプロ酵素として存在し,活性を示さないラテント型酵素として抽出される。従って,酵素活性測定のためには何らかの活性化処理を必要とする。そこで,精製容易で活性の強いRSFコラゲナーゼをマーカー酵素として用い,組織から酵素抽出の際混入し易くコラゲナーゼの強いインヒビターである血清,及び牛歯肉抽出液による不活性化後のコラゲナーゼの活性化について検討した。血清又はα_2-Mによる阻害からの回復には数種の処理を試みたが,ClO_4^-イオンが最も効果的であることを見い出した。一方,歯肉抽出液による不活性化の場合には,ClO_4^-イオン,pH5-10%NaCl,トリプシン,APMA等による単独処理とそれ等の組み合わせ処理を試み,トリプシン処理,pH5-10%NaCl処理及びAPMA処理の組み合わせによって,ほぼ完全に酵素を活性化し得ることがわかった。従って,歯肉抽出液による不活性化は蛋白質分解酵素によるのではなく,いくつかのインヒビターによる不活性化であることが推察される。更に,歯肉抽出液のゲル・ロ過により,二つの阻害活性のピークの存在が示され,少なくとも二種類の阻害物質の存在が示唆された。}, pages = {3--18}, title = {人血清および牛歯肉抽出液による阻害からのコラゲナーゼ活性の回復}, volume = {13}, year = {1983} }