@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00026159, author = {高頭, 誠}, issue = {2}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Dec}, note = {矯正的歯牙移動の補助的手段であるcorticotomy(皮質骨切離術)を歯の挺出移動に併用した場合の効果を知るために,20匹の雑種成犬を用いて実験を行った。上顎第二前臼歯を実験歯として矯正用拡大ネジにより挺出させ,5日間移動群(挺出量1.5mm),10日間移動群(挺出量3.0mm),10日間移動後3日保定群の施術側(左側),非施術側(右側)について,脱灰標本,非脱灰標本を作製し,周囲組織の変化を観察するとともに,歯・歯槽セグメントの移動量を測定し,以下の結果を得た。1.実験歯は施術側,非施術側ともに歯槽に対して口蓋側寄りに挺出した。2.5日間移動群では施術側,非施術側ともに,組織内出血,歯根膜線維束の断裂などの破壊的変化が観察された。3.10日間移動群,10日間移動後3日保定群では,歯の移動に対する歯周組織の適応が活発に生じている所見が観察された。4.施術側,非施術側の間では,根尖部での骨の形成量について,比較的明瞭な差が観察されたが他には明らかな組織変化の差異は認められなかった。5.脱灰標本による骨切離部の観察.非脱灰標本によるセグメントの移動量測定結果から推察すると,実験歯の移動に際しての組織変化は殆ど歯周組織の範囲内で生じていた。6.以上の結果より,挺出移動に対するcorticotomyの効果は,他の移動様式の場合程には,期待できないことが明らかになった。}, pages = {1--29}, title = {Corticotomy を併用した歯の挺出に関する実験的研究}, volume = {15}, year = {1985} }