@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00026144, author = {佐藤, 修 and 吉田, 重光 and 小林, 茂夫}, issue = {2}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Dec}, note = {1986年度新潟大学歯学部系統解剖実習において,同一個体に鎖骨舌骨筋および顎二腹筋前腹の破格を認めた。鎖骨舌骨筋は右側のみに見られ,鎖骨上縁より起こり上内方に走行して舌骨体に停止していた。一方,顎二腹筋前腹の破格は左右でほぼ対称的にみられ,中間腱より起こり二腹筋窩に停止する3対の筋束に加え,やはり中間腱より起こるが顎舌骨筋縫線に向かう1対の筋束の2種類がみられた。以上の所見から,鎖骨舌骨筋は高野らの分類の(III)型に,また顎二腹筋前腹の破格は山田の分類の(III)型に相当すると考えられたが,二腹筋窩に停止する筋束が3つに分けられるような報告はないように思われた。鎖骨舌骨筋は,胸骨,鎖骨,肩甲骨から起こって舌骨に向かう単一の板状筋が,部分的に退化消失して舌骨下筋が形成される際に,その退化の度合が弱かった場合に,また顎二腹筋前腹の破格は顎舌骨筋からの分化や起始,停止の移動,および筋線維の走行の整理が不完全であった場合に出現すると考えられた。}, pages = {23--29}, title = {同一個体に見られた鎖骨舌骨筋および顎二腹筋前腹の破格について}, volume = {16}, year = {1986} }