@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00026128, author = {富井, 康年}, issue = {2}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Dec}, note = {微細な生体材料に対する生体の対応をより明確にするために,アパタイトセラミックが脱灰可能なことに注目し,生体細胞の大きさに近い,700℃で3時間焼成の直径0.15μmのアパタイトセラミック微粒子と1,050℃で4時間焼成の直径0.65μm ,2~10μm, 10~15μmおよび30μmのアパタイトセラミック微粒子(旭光学提供)をウイスター系ラットの腹部皮下に注入し,微粒子に対する生体の反応を病理組織学的に検索した結果,以下の結論を得た。直径が0.15μm ,0.65μm および直径が7μm に満たない微粒子は注入後1日から28日までの期間,マクロファージによってすべて貧食されていた。また,直径が0.15μm や0.65μmの小さな微粒子でも凝集して細胞が侵入できない所では,多核巨細胞が出現してそれらを貧食したり取り囲んだりしていた。直径が7μm 以上の微粒子に対しては,注入後3日から28日までの期間,多核巨細胞が出現しそれらを貧食していた。このことはマクロファージが単独では貧食できない直径が7μm以上の大きさの微粒子については,複数のマクロファージがその生体材料を取り囲み,ついで癒合の結果多核巨細胞となり,その細胞質に取り込むことで対応していることを示唆するものである。微粒子はマクロファージや多核巨細胞に取り込まれたのち,しだいに消化されていた。}, pages = {29--46}, title = {合成ハイドロキシアパタイトセラミック微粒子に対する組織反応}, volume = {17}, year = {1987} }