@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00026126, author = {安達, 義雄 and 野原, 広美}, issue = {2}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Dec}, note = {私達は,約100gの牛歯肉から直接歯肉抽出液を得,CM-Sephadex, Con-A Sepharose, Sephadex, Heparin-Sepharoseの各カラム・クロマトグラフィーを使って3種のコラゲナーゼ・インヒビターを分画することが出来た。1つは,Con-A Sepharoseに吸着し2% MDGPで溶出される分子量約38,000の糖タンパク質である〔αCon-A(+)〕このインヒビターは, リューマチ・コラゲナーゼ活性のみを抑える。他の2つは,Con-A Sepharoseに吸着せず分子量が各々約50,000と21,500である。前者は人のリューマチ・コラゲナーゼのみならず,セリン・プロテアーゼのトリプシン,金属プロテアーゼのサーモリシンの活性もまた抑制した〔αCon-A(-)〕。後者はリューマチ・コラゲナーゼの外に,弱いながらサーモリシンにもインヒビターとしての活性を示した〔β〕。しかし,これら3つのコラゲナーゼ・インヒビターは,バクテリア・コラゲナーゼに対してはインヒビター活性を示さなかった。又,熱(60℃,30分と90℃,30分)に対しても3種のインヒビターは安定であった。しかし還元(5mM DTT)後のアルキル化(20mM MIA)によって,いずれのインヒビターもコラゲナーゼに対するインヒビター活性を失った。}, pages = {11--20}, title = {牛歯肉からの3種のコラゲナーゼ・インヒビターの分離とそれ等の性質について}, volume = {17}, year = {1987} }