@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00026119, author = {成, 辰熙 and 小松, 賢一 and 高木, 律男 and 千葉, 順一 and 大橋, 靖}, issue = {1}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Jun}, note = {昭和49年6月の当科開設以来11年7ヵ月間に経験した顎関節症患者509例につき臨床統計的観察を行った。本症患者の実数ならびに外来新患総数に占める割合は近年明らかな増加傾向を示していた。性比は1:2.46と女性に多く,患側では左右差はなかった。年齢別では20歳台が24.8%と最も多く,次いで30歳台(20.9%),10歳台(17.9%)であった。初発症状では顎関節部疼痛(38.0%)が最も多く,次いで顎関節雑音(29.4%),開口障害(7.0%)であった。来院経過では直接当科に来院したものは19.4%に過ぎず,その他は1から5科の他科医療機関を受診しており,なかでも整形外科を初診したものが28.7%と最も多かった。発症から来院までの期間は約半数は6カ月未満であったが5年以上を経過するものも約10%に見られた。主訴は顎関節部疼痛(49.3%),雑音(12.8%),開口障害(12.4%)の順であった。現症の症状別頻度では顎関節部疼痛が79.6%,開口障害59.2%,雑音50.3%であった。患者の病歴から発症誘因の明らかなものは22.0%と少なく,その内訳では補綴物の装着や,打撲などの外傷,顎関節の脱臼等が多数を占めていた。患者の静的咬合所見では40.6%になんらかの不正咬合が認められた。治療法は経過観察,他科紹介を除くと単独療法を行ったものが128例(29.3%)で,他の309例(70.7%)は薬物,鍼治療,マイオモニターなどの理学療法,バイトプレートや咬合調整などの歯科的治療を併用していた。治療結果は治癒14.4%,軽快58.9%,不変中止26.1%,悪化0.6%であった。}, pages = {23--32}, title = {当科における顎関節症患者の臨床統計的観察}, volume = {18}, year = {1988} }