@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00026080, author = {宮岡, 洋三 and 島田, 久八郎}, issue = {1}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Jun}, note = {ウレタソにて、浅く麻酔した成熟ウサギを用いて、上気道の気流刺激によって引き起される呼吸反射を調べた。気管切開後、上気道を種々の流速をもつ人工気流によって刺激した。また、気管呼吸から上気道呼吸へ切り換えて、上気道を自然呼吸気によって刺激した。人工気流刺激の強度を自然呼吸気程度に弱くすれば、横隔膜ならびに咽頭呼息筋活動の増強を特徴とする呼吸増強反射が誘起された。この反射は、人工気流刺激に対してほとんど順応がみられなかった。また、呼吸数の増加を特徴とする嗅ぎ込み反射も誘起されたが、この反射は速やかに順応した。二型の興奮性呼吸反射とも麻酔を深くすると消失した。嗅ぎ込み反射は、呼吸増強反射に比べ、麻酔がより浅いときにのみ観察された。これらの興奮性呼吸反射は、上気道の自然呼吸気刺激によっても誘起され、頸部迷走神経の両側切断後もみられた。他方、人工気流刺激の強度を強くすれば、抑制性呼吸反射が誘起された。強い人工気流刺激を吸息相に与えると吸息が短縮された。同様の刺激を呼息相初期に与えると呼息が短縮し、呼息相終期に与えると呼息が延長した。本研究でえられた呼吸増強反射は、正常呼吸の調節に寄与すると考えられた。}, pages = {29--42}, title = {上気道の気流刺激による興奮性および抑制性呼吸反射}, volume = {20}, year = {1990} }