@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00026070, author = {武内, 義晴 and 吉江, 弘正 and 原, 耕二}, issue = {2}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Dec}, note = {歯周炎罹患者の歯肉溝滲出液 (GCF)、炎症歯肉(GT)、末梢血(PB)における、リソバ球サブセットの、インターリュウキン2レセプター (IL2R)とHLA-DRの発現率について、二重染色法によりフローサイトメトリーを用いて検索した。歯周炎罹患者15名よりGCFをcrevicular washing法で採取した。単核細胞をGT,PBからFicollpaqueを用いて密度勾配遠心法により分離した。リンパ球サブセットはLeu12(CD19),Leu4(CD3),Leu3a(CD4),Leu2a(CD8)のモノクローナル抗体(mAbs)でそれぞれB細胞、T細胞、ヘルパー・イソデューサーT細胞(Th)、サプレッサー・サイトトキシックT細胞(Ts)を調べた。抗IL2R(CD25)と抗HLA-DRをリンパ球活性化マーカーとして用いた。Th,Ts,Bリンパ球におけるIL2RとHLA-DR陽性細胞率をそれぞれ算出した。ThのIL2R陽性細胞率(IL2R ^+Th)はGCF(34.0%)がGT(18.4%),PB(13.7%)より有意に高かった。GCFのBリンパ球におけるIL2R陽性細胞率(IL2^+R B)は3群で最も高かった。(GCF:23.9%,GT:12.5%,PB:6.3%)。Tsは検体の種類に関係なくIL2Rを発現しなかった。PBとGTに比べて、GCFはTh,Tsともに有意に高くHLA-DRを発現した(PB:8.7%と7.1% ;GT:27.9%と50.3% ;GCF44.7%と65.3%)。これらの結果からGCF中のリソバ球は極めて活性化した状態にあり、歯周炎における局所的な宿主の免疫応答と関連していることが示唆された。}, pages = {1--12}, title = {歯周炎罹患者の歯肉溝滲出液中のリンパ球サブセットにおけるインターリュウキン2レセプターとHLA-DRの発現}, volume = {20}, year = {1990} }