@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00025983, author = {杉本, 恵 and 青柳, 敏彦 and 奥田, 一博 and 原, 耕二 and 藤野, 仁 and 鈴木, 賢太郎}, issue = {1}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Jun}, note = {先の研究より,旧型電動歯ブラシは下顎舌側のプラーク除去率が低いという結論を得た。この要因として考えられる,本体部の形状,歯ブラシのネックの長さ,歯ブラシのヘッドの大きさ,毛束の密度について改良を加え,毛先の運動様式を水平往復運動型で一定に操作できる電動歯ブラシを作製し,プラーク除去効果及び歯肉の臨床的効果について,旧型電動歯ブラシと比較,検討した。歯学部の学生15名を被検者とし,同一被検者の上下歯列を左右に分け,片側を旧型電動歯ブラシ群,反対側を改良型電動歯ブラシ群とし,利き腕を考慮した群分けを行った。1週間ブラッシングを停止させ,その後,実験開始日より1日2回,2種類の電動歯ブラシで,それぞれ片側1分間ずつのブラッシングを1過間続けさせた。臨床診査について,まず実験開始日(0day)及び終了日(1W)のブラッシング前後に,右上64左上46右下64左下46についてプラーク染色を行った後,その部位のカラー写真撮影を行い,画像解析後,プラーク除去率を算出した。更に,臨床診査(Gingival lndex:GI, Gingival Crevicular Fluid:GCF量, Probing Depth:PD)を行った。また,実験終了時に, 2種類の電動歯ブラシの使用感に関するアンケート調査を行い,それぞれの特徴を分析した。プラーク除去率については,改良型電動歯ブラシ使用群が旧型電動歯ブラシ使用群に比べ,舌側において,有意に除去率が高かった(平均:84.73% vs72.74%)。歯肉炎については,GI,GCF,PDのいずれにおいても,プラーク除去率の高かった部位と一致して有意に改善した(GI:平均0.2vs0.6,GCF量:平均0.19μl vs 0.35μl, PD:平均2.1mm vs 2.4mm)。本研究より,改良型電動歯ブラシは旧型電動歯ブラシに比べ,より良好なプラーク除去効果が得られ,特に舌側で優れており,プラーク除去効果と並行して歯肉炎も改善された。またアンケート調査より, 2種類の電動歯ブラシは統計学的に2群に判別され(η^2=0.93),判別に寄与する要因は大きい順に,本体部の振動,振動音,口腔内での毛先のあて方が理解しやすいか否かという結果となり,改良型電動歯ブラシは旧型電動歯ブラシに比べて,主に本体部の振動が弱く,振動音が小さく,口腔内での毛先のあて方が容易であることから使いやすいという結論を得た。}, pages = {1--12}, title = {電動歯ブラシによるプラーク除去効果ならびに歯肉炎の改善度に関する検討}, volume = {24}, year = {1994} }