@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00025975, author = {前田, 雅寛 and 川崎, 建冶}, issue = {2}, journal = {新潟歯学会雑誌, 新潟歯学会雑誌}, month = {Dec}, note = {私たちは,ITI-Bonefit(R) implant system (以下ITI)を顎骨切除がなされた補綴難症例に応用したので,その有用性を検討した。対象の顎骨切除例は4例である。その内訳は,2例は上顎半側切除例,2例は下顎の切除例である。2例の上顎癌患者は,上顎半側切除後,腹直筋遊離皮弁による即時再建術を受けた。再建側の口蓋には,骨の支持がないため,義歯を装着することは出来なかった。そのため,歯槽骨を有する残存した無歯顎にインプラントブリッジを作製した。また,2例の下顎切除例のなかで,1例は55年前,右下顎枝部の切除術を受けた患者である。下顎無歯顎の前方部にインプラントブリッジを作製した。他のもう1例は下顎のエナメル上皮腫の切除例で,インプラントによるバーアタッチメントを作製し,今まで使っていた可撤性義歯の維持に安定性を与えた。最終補綴の3-6カ月での結果として,ITIを固定式または可撤式義歯に応用したが,安定性のある咬合が再建できた。しかし,いずれの患者も口腔衛生状態を良好に保つことは出来なかった。結論として,顎切除を受けた患者の義歯には,ITIは非常に有効な補綴的手段であった。口腔衛生状態を良好に保つには少なくとも1月間隔のリコールが必要と思われた。}, pages = {49--57}, title = {ITI-Bonefit implant system の顎骨切除症例への応用}, volume = {24}, year = {1994} }