@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00025318, author = {岩野, 雅晴}, journal = {新潟応用地質研究会誌, 新潟応用地質研究会誌}, month = {Dec}, note = {トップベース工法は,図1-1に示すように構造物の基礎地盤表面に特殊な形状のコンクリートブロックを敷設する基礎工法の一種である。このブロックはコマの形状をしたコンクリート製品(商品名:マイ独楽(コマ))であり,敷き並べたすき間は,砕石を充填して締め固める。施工手順としては,組鉄筋(筏(イカダ)マット)を最初に敷き,所定の位置にコマ型ブロックを設置する。つぎに砕石を充填して締め固めた後,ブロックの頭部鉄筋(連結筋)を井桁状に配置した鉄筋(筏ユニオン)で連結している。軟弱な地盤に土木あるいは建築構造物を建設する場合,設計支持力が不足したり,あるいは有害な沈下の発生が予想されることがある。本工法を採用すると,配置された鉄筋(筏マット,筏ユニオン)の補強効果が働き,上載荷重がコマ型ブロックを介して間詰砕石を拘束・圧縮し,ある程度の剛性をもつ盤構造の基礎を形成する。このような表層処理を施すことによって,その下方地盤の側方変形を防止して地盤を強化し,沈下を抑制する。さらに,基礎の不同沈下の抑制にも有効となる。従来,軟弱地盤において支持力がいくぶん不足する場合,中小規模の構造物でも表層地盤の支持力が不足すると杭基礎を用いる事例が多く見受けられた。これらの事例に本工法を用いれば,経済的であるとともに施工においても大型機械を必要とせず,騒音・振動などの建設公害を発生させることなく安定した基礎を建設することが可能となる。}, pages = {10--27}, title = {トップベース工法 : マイ独楽基礎工法}, volume = {39}, year = {1992} }