@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:02000983, author = {藤堂, 史明 and Toudou, Fumiaki}, journal = {経済開発と環境保全の新視点, New Visions in Economic Development and Environmental Conservation}, month = {Mar}, note = {1974年に刊行された宇沢弘文の『自動車の社会的費用』からおよそ50年が経過した。宇沢の根源的な問題提起にも関わらず、自動車交通を巡る社会的費用の問題は根本的には改善されていない。上岡直見氏は2022年の著書『自動車の社会的費用・再考』において、宇沢の自動車の社会的費用に関わる現状をデータで分析するとともに、拡大の程度を増す自動車依存社会とその被害、技術による解決のめどが立たない問題を、どう変革すべきかについての議論を展開している。自動車の社会的費用は費用便益分析の項目の定量化という一面だけでなく、本質的に市民社会における権利保障から起算されるという性質も持つことから、社会的な正義と倫理の基準について考える必要がある。他者の権利保障は突き詰めれば持続可能性の問題の根底にある。社会的費用の定量化から市民社会にとって望ましい公共政策へと向かう方法について考察する。}, pages = {39--55}, title = {自動車の社会的費用の構造と解決策について : 宇沢弘文と上岡直見の所説からの考察}, volume = {14}, year = {2023} }