@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:02000892, author = {濱田, 弘潤 and Hamada, Kojun}, journal = {新潟大学経済論集, The Journal of Economics Niigata University}, month = {Mar}, note = {本論文は,熟練・非熟練労働者の移民が受入国と送出国の経済成長に与える影響について,既存研究を紹介し概要を説明すると共に,既存研究のモデルを用いて非熟練労働者の移民について考察することを目的とする.熟練労働者の移民は「頭脳流出(brain drain)」と呼ばれ,受入国の経済成長率を上昇させる一方,送出国の経済成長率を低下させる可能性がある.本論文では前半で,Mountford and Rapoport(2011, Journal of Development Economics)のモデルと主要な結論を説明する.後半では,Mountford and Rapoport(2011)と同じモデルを用いて,非熟練労働者の移民に関する結果を導出する.非熟練労働者の受入国が経済成長率を低下させるかどうかは,静学的効果と動学的効果という2つの効果の相対的大きさに依存することが示される.また送出国の出生率は増加するが,熟練・非熟練労働比率が増加するか減少するかは,受入国の賃金水準に依存し,送出国の経済成長率が上昇するかどうかについても,2つの効果の相対的大きさに依存する.このことから,非熟練労働者が移民する場合でも,状況によっては受入国と送出国の経済成長率が高まる余地があることが示される.}, pages = {15--37}, title = {熟練・非熟練労働者の移民と経済成長に関する一考察}, volume = {114}, year = {2023} }