@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:02000667, author = {佐藤, 大祐 and Sato, Daisuke and 今村, 勝 and Imamura, Masaru and 大橋, 伯 and Ohashi, Tsukasa and 齋藤, 昭彦 and Saitoh, Akihiko}, issue = {7}, journal = {新潟医学会雑誌}, month = {Jul}, note = {【症例】8歳男児.8歳9か月時に複視が出現し,その78日後,啼泣後に目の周囲に点状出血を認めた.精査の結果,重症筋無力症と免疫性血小板減少症の合併と診断した.臨床症状は眼筋症状のみだったが,鼻筋の誘発筋電図でwaningを認めたことより,潜在全身型の重症筋無力症と診断した.眼瞼下垂症状が軽微であったこと,重症筋無力症と免疫性血小板減少症の合併は稀で小児の報告例は1例のみであることから診断に苦慮した.入院11日目よりプレドニゾロンの内服を開始し,漸増した.プレドニゾロンの漸増に伴い,血小板減少は改善した.眼瞼下垂と複視も改善傾向となったが,寛解は得られなかったため,入院32日目からステロイドパルス療法を1クール行った.ステロイドパルス療法後,眼瞼下垂と複視は消失した.プレドニゾロンの内服を継続し,入院40日目に退院した.退院後は症状の再燃なく経過し,プレドニゾロンを漸減・終了した.【結語】重症筋無力症と免疫性血小板減少症の合併例は報告が少なく,確立された有効な治療はない.胸腺摘除の報告が多いが,小児期発症の場合,ステロイド治療が有効である.今後のより良い診療のためには,報告の蓄積が必要である.}, pages = {131--135}, title = {重症筋無力症と免疫性血小板減少症を合併した男児例}, volume = {135}, year = {2021} }