@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:02000174, author = {吉田, 博光 and Yoshida, H and 寺島, 浩子 and Terashima, H and 上田, 恵理子 and Ueda, E and 安藤, 拓海 and Ando, T and 長谷部, 日 and Hasebe, H and 福地, 健郎 and Fukuchi, T}, issue = {1-3}, journal = {新潟医学会雑誌}, month = {Mar}, note = {【目的】特発性黄斑円孔(MH)に対して通常の内境界膜剥離(ILMP)と中心窩温存内境界膜剥離(FSIP)を併用した硝子体手術後の視機能および黄斑形態を後ろ向きに比較,検討すること。【対象と方法】対象は2017年1月から2020年5月に25Gまたは27G硝子体手術を行い,術後少なくとも6ヶ月経過観察されたMH症例26例26眼(ILMP群15眼/FSIP群11眼)である。男性11眼,女性15眼,平均年齢67.8±8.8歳,平均円孔径403.8±145.2µmであった。ILMP群は円孔縁含めて内境界膜(ILM)を全て剥離したのに対してFSIP群は求心性に剥離し円孔周囲約500µmのILMを温存した。術前,術後3ヶ月,6ヶ月における視力(logMAR), および網膜外層の形態と術前,術後6ヶ月の中心網膜感度を比較した。【結果】全症例でMHは初回手術で閉鎖され,視力は両群とも術後有意に改善した(ILMP群: 0.62±0.28→0.14±0.22→0.13±0.26, FSIP群 0.59±0.21→0.19±0.29→0.12±0.30)(各p=0.001, p=0.005)。いずれの時点においても両群間で有意差は認めなかった。中心網膜感度も術後有意に改善した(ILMP群: 21.1±4.0→26.6±4.0dB, FSIP群22.0±1.8→26.2±2.1dB)(各p=0.001, p=0.027)。しかし,両群間に有意差を認めなかった。一方,網膜外層において術後3ヶ月,6ヶ月時点でellipsoid zoneに欠損を認めた症例は,ILMP群(100→93%)に対してFSIP群(64→45%)の方がいずれの時点においても,有意に少なかった(各p=0.022, p=0.021)。【結論】MHに対するFSIPは従来のILMPと同等の治療効果が得られ,かつ網膜外層の修復が早い可能性が示唆された。}, pages = {23--30}, title = {特発性黄斑円孔に対する中心窩温存内境界膜剥離術後の視機能と黄斑形態の評価}, volume = {135}, year = {2021} }