@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:02000152,
 author = {佐藤, 洋樹 and Sato, Hiroki and 早見, 守仁 and Hayami, Morihito},
 issue = {7},
 journal = {新潟医学会雑誌},
 month = {Jul},
 note = {症例は45歳の女性．心窩部痛を主訴に来院した．腹部骨盤腔CTでは回腸が上行結腸内に嵌入した腸重積を認めた．初見では明らかな腫瘍病変は指摘できず，虫垂の腫大は2次的なものと判断した．以上に対して同日緊急手術を施行した．虫垂腫瘍を先進部とする腸重積を認め，回盲部切除，D1リンパ節郭清を行った．病理組織所見ではMucinous cyst adenomaであった．術後経過は良好で24病日退院．再発なく経過観察中である．従来の粘液嚢胞腺腫や粘液濾胞腺癌は，大腸癌取扱い規約第8版においては低異型度虫垂粘液性腫瘍(Low-grade appendiceal mucinous neoplasm: LAMN)に新たに分類された虫垂切除例の中でも比較的稀な疾患である．なかでも腸重積や捻転を契機に手術に至る本疾患の報告は少ない．回盲部の腸重積症例では同疾患の可能性も念頭におくことが腹膜偽粘液腫による再発防止につながる．治療法に明確な基準はなく，切除範囲，腹腔鏡手術の導入，観察期間などが今後の課題である．},
 pages = {237--240},
 title = {低異型度虫垂粘液性腫瘍により腸重積を呈した1例},
 volume = {134},
 year = {2020}
}