@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:02000125, author = {飯川, 龍 and Iikawa, Ryu}, issue = {3}, journal = {新潟医学会雑誌}, month = {Mar}, note = {【目的】光干渉断層計(OCT)en-face画像を用いて緑内障患者の中心10°内視野を推定すること.【対象と方法】対象は広義・原発開放隅角緑内障患者38名38眼である.視神経乳頭と黄斑を中心とした波長掃引(Swept-source)OCT撮影を行い,得られた画像を画像編集ソフト(EnView)で編集することにより視神経乳頭部と黄斑部の2枚のen-face画像を作成した.作成したen-face画像上に網膜神経節細胞変位(RGC displacement)を用いて,ハンフリー視野計(HFA)10-2プログラムに対応する検査点を黄斑を基準として重ね合わせ,それぞれの検査点における神経線維束(NFB)欠損の有無を3人の検者で判定した.推定視野はen-face画像におけるNFBの有無に基づいて作成した.【結果】実際のHFA10-2と推定視野はよく一致していた.進行した緑内障症例で残存した網膜神経線維層(RNFL)を鋭敏に検出することができた.特に,従来の眼底写真やOCTによる網膜内層厚解析では不可能だった,乳頭と黄斑を結ぶ領域(乳頭黄斑領域)のRNFLの残存の有無を視覚的に容易に検出し,視野がどの程度残存しているかを推定できた.また,豹紋状眼底でNFB欠損が容易に観察できない近視眼でも非近視眼と同様に視野を推定することができた.しかし,網膜上膜を有する症例や,病的近視症例ではen-face画像の取得が困難であった.【結論】OCT en-face画像から中心10°内視野を推定することができる.この方法は構造的異常から機能的異常を検出する有用な方法の一つとなる可能性がある.}, pages = {99--106}, title = {光干渉断層計(OCT)のen-face画像を用いた中心10゜内視野の推定}, volume = {134}, year = {2020} }