@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:02000106, author = {白石, 修一 and Shiraishi, Shuichi}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {1950年代に開始された先天性心疾患に対する外科治療は様々な手術手技や人工心肺装置,周術期管理の改良などに伴い,半世紀でその治療成績は急激な向上が得られている.単純心奇形の治療成績は安定し,救命が困難であった完全大血管転位症などの新生児や左心低形成症候群・無脾症候群などの単心室疾患の重症例の長期生存も得られる様になった.心房中隔欠損や動脈管開存に対しカテーテル治療が行われるようになり,単純心奇形に対する外科治療の比率は減少傾向にあるが,その一方で低体重児や単心室疾患群の治療成績の向上に伴いノーウッド手術・グレン手術・フォンタン手術などの段階的手術の比率が増加している.この他にも,成人期に到達した成人先天性心疾患患者に対する右室流出路再建やTCPC conversion等の再手術も近年増加し,さらなる患者数の増加が予想される.今後は小児集中治療体制の拡充と成人先天性心疾患診療体制の確立が課題であり早急な対応が望まれる.また,小児心臓手術の施設集約化の必要性が全国的に叫ばれており,新潟県全体でどの様に小児循環器治療を行うかの議論が必要である.}, pages = {35--39}, title = {小児心臓外科 : 最近の進歩と今後の展望}, volume = {134}, year = {2020} }