@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00013863, author = {尾崎, フサ子}, issue = {3}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Mar}, note = {医療や看護の質の向上には,医療専門職員の中では最多である看護職員の職務満足度を高めることは有益であり,これには看護職員の仕事に対する評価を具体的に表す看護師長の行為(承認行為)が強く影響するとされている.しかし,様々な教育背景を持つ看護職員が増加しており,この要因も無視し得ない.今回,これらの背景を踏まえ,どのような承認行為が看護職員の職務満足度を高めているかにつき,学歴の影響も併せて検討した.新潟県内の3総合病院の看護職者467名を対象とし,職務満足度,および直属の看護師長が行っている承認行為に関するアンケート調査を実施した.承認行為の因子分析により5つの因子を抽出後,各因子と職務満足度の関連を多変量解析によって学歴別に分析した.承認行為により看護職者に有意に高い職務満足度を与えるのは,看護職者の学歴とは関係なく,"忙しいときその業務を手伝う","患者ケアや病棟管理をスタッフと話し合う"のような「個々のスタッフヘの目配りと支援」,短大・大卒群では,"成果の上がったスタッフを看護部長へ書類で報告","仕事の成果を院内報に載せる"など「患者からの評価の上申」,中・高卒群では"必要な超過勤務を認める","勤務表の希望を尊重"などの「勤務時間に対する希望の尊重」であり,承認行為と職務満足度との関連性は,短大・大卒群のほうが中・高卒群に比べて強く示された.以上,看護職の職務満足度を上げるには承認行為が重要であり,更には該当する承認行為の内容は看護職員の学歴により異なっていることが示された.この調査結果は,今後の職務管理に貴重な資料ともなる可能性も示唆された.}, pages = {155--163}, title = {看護職員の職務満足に与える看護師長の承認行為の影響}, volume = {117}, year = {2003} }