@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00013708, author = {宗岡, 克樹 and 白井, 良夫 and 畠山, 勝義 and 須田, 剛士 and 味岡, 洋一}, issue = {6}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jun}, note = {大腸癌術後再発に対する有効な抗癌剤治療法は確立されていない.今回,UFT400mg/dayの連日経口投与に週1日の5-FU.(600mg/m2/24h)持続静注を併用するpharmacokinetic modulating chemotherapy(PMC)に1-leucovorin(LV)投与を加えたPMC-LV療法を,大腸癌術後再発の2症例に施行し有効であったので報告する.症例1は74歳男性.横行結腸癌に対し切除術を施行し,3mmの肝転移巣も同時に切除した.術後7か月後のCTで径8cm大の肝転移巣が発見され,右横隔膜および肺への直接浸潤,胸水も見られたため切除不能と判断され,外来通院にて週1回のPMC+LV療法を施行した.10クール施行後4cmへ縮小し(PR)投与を継続中である.症例2は68歳男性.直腸癌に対し低位前方切除術を施行し,20か月後に血清CEA値が上昇し,超音波内視鏡にて吻合部背側に再発腫瘤を認めたため直腸切断術を施行した.その後もCEA値が上昇を続けたため再発を疑い,外来通院にて週1回のPMC-LV療法を施行した.血清CEA値のピークは596ng/mlであったが,16クール施行後399ng/mlへと低下し投与を継続中である.両症例においてGrade2以上の副作用は見られず,通院加療が可能であった.PMC-LV療法施行日における血清5-FU濃度のピーク値は,症例1が203ng/ml,症例2が129ng/mlと高値であった.大腸癌の術後再発に対しPMC-LV療法は有用な治療法であり,その効果は血清5-FU濃度を高く維持できることによると考えられた.}, pages = {300--304}, title = {Pharmacokinetic Modulating Chemotherapy(PMC療法)が奏効した大腸癌術後再発の2例}, volume = {117}, year = {2003} }