@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00013707, author = {林, 達彦 and 浅見, 冬樹 and 多々, 孝 and 村山, 裕一 and 清水, 春夫}, issue = {6}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jun}, note = {バンコマイシン(VCM)自然耐性遺伝子のvanC型をもつE.casseliflavusとE.gallinarumの2菌は,VCM中等度耐性腸球菌(VIRE)である.VanC型は耐性発現が非伝達性であるために現在,院内感染対策菌とは考えられていない.今回,我々はVIRE腸炎から敗血症を発症した症例を経験した.これらの症例の臨床的特徴を明らかにし,問題点を検討した.入院症例651例で,入院時と1日4回以上の下痢出現時に便または直腸スワブ検体の培養検査を行い,VCMの最小発育阻止濃度が4μg/ml以上の腸球菌をVIREとした.33例(5.1%)にVIREが検出され,他菌種合併が17例に認められた.25例(75.8%)で頻回な下痢を認め,VIRE単独の2例と,他菌種合併の3例でbacterial translocationを介したと考えられる敗血症を認めた.VIREは他菌種合併例が多いが,単独例においても腸炎の臨床症状を呈し,敗血症の危険性が認められた.}, pages = {294--299}, title = {外科病棟入院患者における,バンコマイシン中等度耐性腸球菌(VIRE)感染の臨床的意義の検討}, volume = {117}, year = {2003} }