@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00013632, author = {酒井, 洋}, issue = {8}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Aug}, note = {近年我が国で汎用されており,また外国ではポストハーベスト農薬としても使われている有機リン系農薬及び有機窒素系農薬について日常食品からの摂取量を調べ,その安全性について検証した.対象とした農薬は有機リン系農薬25種,有機窒素系農薬33種の計58農薬で,GC/MS(SIM)を用いた最新の分析方法で実施した.分析に供した試料は国民栄養調査の北陸地域のデータを基に,1991~2002年の12年間にマーケットバスケット方式で調整し-20℃で保存してきた日常食品である.有機リン系農薬のChlorpyrifos,Chlorpyrifos-methyl,Diazinon,EPN,Fenthion,Pirimiphos-methy1,Prothiofos及びTolclofos-methylの8農薬,有機窒素系農薬のChinomethionat,Chlorpropham,Diethofencarb,Fenarimol,Fenobucarb,Flutolanil,Mepronil及びPyridabenの8農薬の計16農薬が検出された.検出した16農薬の1日摂取量の最大値と体重50kg当たりの1日許容摂取量(50kgADI値)を比較した結果,EPN及びProthiofosで50kgADI値の約1/10が最高で他は2/100以下と,いずれも十分に安全なレベルであることが確認された.また,この16農薬の1日摂取量の12年間における経年変化を見たが,特徴的な傾向はなかった.しかし,各食品群からの農薬の検出状況から,時々高濃度に汚染された農産物(小麦,ほうれんそう等)が市場に流通しており,その多くは外国産由来と推察され,今後農産物の残留農薬の監視をさらに強化する必要がある.}, pages = {423--434}, title = {日常摂取食品中の有機リン系農薬及び有機窒素系農薬の汚染実態に関する研究}, volume = {117}, year = {2003} }