@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00013603, author = {五十嵐, 智雄}, issue = {9}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Sep}, note = {β_2アドレナリン受容体(β_2受容体)は血管平滑筋,脂肪組織及び膵β細胞などに発現しており,インスリン抵抗性及びインスリン分泌に関与している可能性があるが,詳細は明らかではない.今回我々は,2型糖尿病患者のβ_2受容体Arg16Gly多型をPCR-RFLP法により解析し,各遺伝子型のインスリン抵抗性並びにインスリン分泌に及ぼす影響を解析した.各遺伝子型間において,HbAlc,尿酸,CRP,脂質関連検査値,ブドウ糖負荷によるインスリン分泌能では有意な差を認めなかったが,Gly/Gly群において,空腹時血中インスリン濃度及びHOMA-RはArg/Arg群に比し有意に高値であった.Gly16アレルはagonist-promoted downregulationを促進するという報告があり,β_2受容体の末梢血管拡張作用を阻害しインスリン抵抗性を惹起している可能性がある.また,このアリルは脂肪分解を促進すると報告されていることから,門脈血中の遊離脂肪酸増加によった膵β細胞のインスリン分泌刺激・肝でのインスリン抵抗性惹起により,空腹時血中インスリン濃度及びHOMA-Rが上昇するという機序も推察される.}, pages = {513--521}, title = {2型糖尿病患者におけるβ_2アドレナリン受容体Arg16Gly多型のインスリン抵抗性及びインスリン分泌に与える影響について}, volume = {117}, year = {2003} }