@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00012961, author = {クタブ, ムハマド ナデイーム}, issue = {9}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Sep}, note = {Acute respiratory distress syndrome(ARDS)の動物モデルとしてエンドトキシンであるリポ多糖体(LPS)をラットに投与する方法が報告されている.このモデルでは炎症性サイトカイン上昇と肺への好中球の集積が認められるが障害の程度は軽い.しかしLPS投与前にBCGや加熱死菌を投与すると肺障害が増強されることが知られている.このようにプライミングを受けた個体では比較的軽度の2次刺激によって急性肺障害が容易に惹起され障害の程度が増強する.本研究ではプライミング刺激として乳酸リンゲル液の大量急速静注で肺水腫を作成し,その後にLPSを投与することでLPS単独投与に比較してより顕著な肺障害が誘導されることを示した.LPS単独投与に比較して,組織学的には肺胞内への好中球集積が増加し,気管支肺胞洗浄では洗浄液中の細胞数が増加した.肺組織のミエロペルオキシターゼ活性は上昇し,血清サイトカイン測定ではIL-6の有意な上昇を認めた.本モデルは肺水腫後の細菌感染に合併する急性肺障害の臨床像を反映した新しい実験モデルとして同様の肺障害の病態解明,治療法開発に有用であると考えられる.}, pages = {467--476}, title = {ラットにおける新しい急性肺障害モデルの確立 : 乳酸リンゲル液急速注入による肺水腫はLPS誘導性急性肺障害を増強する}, volume = {118}, year = {2004} }