@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00012878, author = {クタブ, ムハマド ナデイーム and 土田, 正則 and 竹久保, 賢 and 斎藤, 正幸 and 林, 純一}, issue = {10}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Oct}, note = {エンドトキシンであるリポ多糖体(LPS)をラットに投与しARDSの動物モデルを作成した.このモデルでは肺への好中球の集積と炎症性サイトカイン上昇が認められたが,LPS投与前にホスホジエステラーゼIII阻害薬である塩酸オルプリノンを腹腔内投与することで肺障害の軽減が認められた.LPS投与群に比較して,組織学的には肺胞内への好中球集積が軽減し,血清サイトカイン測定では炎症性サイトカインであるTNFα,IL-6の低下と抗炎症性サイトカインであるIL-10の増加を認めた.肺胞マクロファージを分離,培養し培養上清中のサイトカインを測定したところ,塩酸オルプリノン投与群でIL-10が増加し,TNFα,IL-6が減少していた.以上から肺障害の軽減機序の機序として肺胞マクロファージからのIL-10分泌増加を介した抗炎症作用が考えられた.塩酸オルプリノンは重症患者における循環作動薬としてのみならず,抗炎症作用を介した肺障害の予防効果が期待できると考えられる.}, pages = {507--514}, title = {LPS誘導性急性肺障害に対する塩酸オルプリノンの肺障害軽減効果}, volume = {118}, year = {2004} }