@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00012681, author = {角田, 和彦 and 白井, 良夫 and 中島, 真人 and 畠山, 勝義 and 齋藤, 六温}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {Crohn病やBehcet病などに伴う小腸潰瘍は時に大量下血の原因となるが,小腸びらんがその原因となることは稀である.最近,非特異性小腸びらんからの大量下血症例を経験したので報告する.症例は69歳の女性.頻回の下血,高度貧血の精査加療を目的に入院した.内視鏡検査では上部消化管,大腸に出血源を認めず,保存的治療を行ったが大量下血は持続した.第4病日目には出血性ショックとなり,小腸出血の診断で緊急手術を行った.回腸には多量の凝血塊が充満しており,膨満が最も強い部分(回盲弁から30cm~50cm口側)で回腸を切開したところ,粘膜面に直径約3mmの粘膜欠損を認めた.術中小腸内視鏡検査では他に出血源を認めず,この小粘膜欠損が出血の原因と判断して回腸部分切除術を施行した.切除標本の病理組織学的検索では,小腸びらん(孤立性)を認めたが、他に病変は見られなかった.術後15か月の経過で消化管出血の再発はなく健在である.本症例の経験から,小腸潰瘍だけでなく小腸びらんも大量下血の原因となることに留意すべきである.小腸出血の手術に際しては,術中小腸内視鏡検査が出血源の同定に有用である.}, pages = {117--119}, title = {小腸びらんによる大量下血の1例}, volume = {119}, year = {2005} }