@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00012503, author = {白, 雪峰}, issue = {7}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jul}, note = {Natural killer(NK)細胞は加齢に伴いその細胞傷害活性が変化することが分かっている.成熟期の肝内NK細胞は肺と末梢血内NK細胞と同じ程度の細胞傷害活性を有するという報告もあるものの,若齢肝内NK細胞に関しては不明な点が多い.本研究では,肝臓におけるNK細胞の加齢による変化をphenotypeと機能の点を中心に解析した.各週齢のC57BL/6マウス及び2,8週齢perform(-/-)マウスを使用した.肝と肺内の単核球を採取した.細胞傷害活性を測定するために,4時間 ^<51>Cr遊離試験を行った.二,三重免疫蛍光染色によってNK細胞におけるMac-1,CD69,Fas-L,Ly49C/l,CD94及びNKG2を解析した.また,2,8週齢B6マウス肝内単核球のnerforin及びFas-LをRT-PCR法により測定した.肝内NK細胞の細胞傷害活性は2週齢時に最大となった.その現象は脾臓では認められなかった.8週齢肝内にはCD69^Mac-1^high>NK細胞が多いのに対して,2週齢肝内NK細胞はほぼCD69^Mac-1^であった.また,2週齢の肝内NK細胞のほとんどがLy49C/1^,CD94^NKG2^であったが,8週齢の肝内NK細胞ではLy49C/1^CD94^,NKG2^であった.2週齢マウスの肝単核球ではperforinの発現は増大していた.今回の研究では,成熟マウス(8週齢)より若齢マウス(2週齢)の肝内NK細胞は強い細胞傷害活性を有することが明らかになった.その細胞傷害活性はperforinを使用していると考えられた.2週齢マウスの肝内NK細胞は無刺激でも活性化された状態であると考えられた.以上の事実から,肝内NK細胞は肝臓という特殊な環境で成熟し,通常のNK細胞と異なった性質を有するものと考えられた.}, pages = {430--439}, title = {加齢に伴うマウス肝内NK細胞の機能変化}, volume = {119}, year = {2005} }