@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00012220, author = {佐々木, 正貴 and 須田, 武保 and 村上, 博史 and 畠山, 勝義}, issue = {3}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Mar}, note = {大腸の血管脂肪腫が先進部となり,腸重積をきたした症例を経験した.症例は48歳男性.1か月前より時折右側腹部痛を繰り返していたが,持続する心窩部痛が出現し当院を受診した.便潜血反応陽性のため大腸内視鏡検査を行い,結腸肝彎曲部に表面に白苔を伴う径5cm大の有茎性腫瘍を認めた.10日後に行った腹部CT検査では,腫瘍は左側横行結腸にあり,腸重積の所見を認めた.イレウス症状などはなく,待機的に手術を行った.開腹所見では,横行結腸に腫瘍を触知し,腸管の重積所見を認めた.手術は可及的に腸重積を解除した後,腫瘍を含めて上行結腸部分切除を行った.切除標本では,5×2.5×5cm大の有茎性腫瘍を認めた.病理組織学的には,毛細血管の増生と成熟した脂肪細胞からなる粘膜下腫瘍で,血管脂肪腫と診断された.大腸の血管脂肪腫は極めてまれな良性の粘膜下腫瘍である.亜有茎性または有茎性に発育することが多く,腫瘍が増大すると腸重積の原因となり得る.}, pages = {184--189}, title = {腸重積の先進部となった大腸血管脂肪腫の1例}, volume = {120}, year = {2006} }