@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00012219, author = {長谷川, 潤 and 岡田, 貴幸 and 加納, 恒久 and 青野, 高志 and 武藤, 一朗 and 長谷川, 正樹}, issue = {3}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Mar}, note = {症例は83歳女性.嘔気,右大腿痛を主訴に来院した.CTにて右閉鎖孔ヘルニアによる腸閉塞と診断された.徒手整復を行ったところ症状は改善したため待機手術を予定したが,右大腿部腫脹を伴うショック状態に陥った.閉鎖孔ヘルニア嵌頓,穿孔によるショック状態と判断し緊急手術を行った.しかし,術中所見にて閉鎖孔ヘルニアの嵌頓,穿孔はみられずショックの原因は右大腿からの出血と考えられた.腹膜前腔でヘルニア門にポリプロピレンメッシュシートを貼付した.術後5ヶ月経過した現在,再発を認めていない.閉鎖孔ヘルニアは高齢者,特に女性においてみられる比較的稀な疾患で緊急手術となることが多い.近年,徒手整復ののち待機手術を行うという報告が散見されるようになった.緊急手術を回避することでより安全に手術を行うことが可能であると考えられるが,整復に伴い出血などの合併症を念頭に置くことが重要である.}, pages = {179--183}, title = {閉鎖孔ヘルニアの徒手整復後に大腿出血を生じた1例}, volume = {120}, year = {2006} }