@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00011946, author = {木村, 慎二}, issue = {11}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Nov}, note = {最近の脊椎変性疾患の治療,特にリハビリテーションと手術療法についてのレビューを行った.30日間のベッド上安静によって起こる廃用症候群として,健常若年者で背筋力や膝伸展力は20〜25%低下する.そこで,本疾患は変性疾患で,高齢者に多いことより,早期離床と共に,術後早期のリハビリテーションが重要になる.最近のinstrumentation surgeryの発展により,手術時に内固定材を用い,脊椎の固定を強固にすることで,手術後のベッド上安静を短縮することが試みられ,術後安静は1〜3日になっている.これらの治療により,患者様の日常生活動作の早期獲得,しいては高いquality of lifeが得られる.本疾患の予後予測は今まで定量的指標がなかったが,我々の研究結果から,髄液内一酸化窒素濃度が本疾患の予後予測因子として,臨床応用される可能性がある.慢性腰痛に対する運動療法の効果について,いくつかのRCT (randomized control trial)が報告され,3か月以上持続する慢性腰痛に対する運動療法は特に腰痛の特異的機能評価の観点から効果的に作用し,その効果は追跡評価時にも維持されると報告されている.効果的な運動療法の代表的なものは筋力強化訓練である.今後,慢性疼痛患者に対してピッツバーグ大学メディカルセンター内のPain Evaluation and Treatment Institute (PETI)のような施設を建設し,日本でも本疾患に対する総合的アプローチ(生活リズムの構築,医師・理学療法士・作業療法士による疾患・運動療法についての教育,自主トレ,臨床心理士による心理的ケアーなど)を行なうことが望まれる.}, pages = {622--629}, title = {5 脊椎変性疾患の治療 : リハビリテーションと手術療法(第616回新潟医学会,ペインクリニックの現状と問題点)}, volume = {120}, year = {2006} }