@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00011859, author = {坂本, 梓}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {Liver X receptor (LXR)はステロールセンサーとしてコレステロールや脂質の代謝調節に働く核内受容体である.LXRαはマクロファージ,肝細胞や脂肪細胞などに発現することが知られている.しかし個体発生におけるLXR_αの組織発現については十分な検討がなされていない.本研究では,新規に作製されたLXR_α抗体を用いて,ラットの個体発生におけるLXR_αの細胞・組織学的発現について検討した.LXR_αは,胎生11日の卵黄嚢の内胚葉層に発現し,その後,肝臓,脾臓および胸腺のマクロファージに発現した.肝原基では,LXR_α陽性マクロファージは胎生12日に出現し,その数は胎生18日に最多となった.一方,肝細胞や褐色脂肪組織は胎生後期にLXR_α陽性となり,これら細胞・組織の脂質代謝機能の成熟を示唆するものと考えられた.マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)存在下で培養した成熟ラット単球由来のマクロファージは細胞の成熟とともにLXR_αの発現が亢進した.以上の成績からLXR_αはマクロファージの分化や脂質代謝に関わる細胞の分化成熟に重要な役割を果たしていると考えられた.}, pages = {80--89}, title = {ラット個体発生におけるマクロファージの分化とliver X receptor α の発現に関する研究}, volume = {121}, year = {2007} }